飯喰発「ぬいぐるみ経済圏」、なぜかレジが温かい
※この話はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。
「いつの間にか、接客スタッフがパペットだった」
山梨県中巨摩郡昭和町。
大型商業施設「イオンモール甲府昭和」にて、
買い物客が次々と「柔らかい接客」を受ける異常事態が発生している。
その“接客者”たちは、明らかに人間ではなかった。
くちばしを持つインコ型、トゲトゲしたハリモグラ風、耳が大きく瞬きするカエルのような何か。
すべてが“パペット”でありながら、発声・会計・商品の補充までこなしていたという。
「モフモフしてるのにクレカ対応」
目撃情報によると、これらのパペットスタッフは常時笑顔で、
支払い時には「ありがとうございました(ふわふわ音)」と発話する。
特に食品売り場では“米売り場のハト型パペット”が人気で、
「おにぎりを見る目がガチ」「つい3パック買った」という被害(?)報告が後を絶たない。
さらに問題なのは、客側にも変化が起きている点。
「服が毛羽立ってくる」「語尾に“ピッ”がつくようになる」など、軽度のモフモフ化が報告されている。
専門家「これはモール型感染現象の可能性」
行動経済学者によれば、「触覚優位型購買誘導」と呼ばれる現象に酷似しており、
パペットによる“あたたかみのある接触”が購買率を爆上げしているとのこと。
実際、イオンモール側も公式発表で「ぬいぐるみとの共生型売場づくりを検討中」と表明。
「もしすべてのテナントがモフモフになったら…もう帰れない」という声も聞かれる。
編集部コメント
買い物とは、本来“なにかを持ち帰る”行為だった。
けれど最近は、むしろ“なにかに触れて帰る”場所になっているらしい。
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