通学路の白線が「人数に合わせて減っていく」怪現象
2025年5月、架空の町・吹知町(ふきしちょう)の第三小学校前の横断歩道で、「毎朝1人通るたびに、白線が1本ずつ消える」という現象が報告されている。
通学時間帯に限り白線は確かに存在しているのだが、7人目の通過者以降、何もない道路を渡ることになるという。
地元では「今日、渡れるのは誰か」の話題で持ちきり
住民によると、「白線の消えた子は、夕方には町にはいない。けど翌朝にはまた普通に登校してる」とのこと。
彼らの記憶によれば「消えている間のことは覚えていないが、夢の中で町の裏側を歩いていた感覚がある」と証言している。
町役場は「地域の特性」として紹介ページに掲載済
吹知町役場ではこの現象をすでに観光資源として活用しており、町の公式サイトには「消える白線と消えない記憶」というキャッチコピーのページが存在。
なお、白線が戻るのは必ず正午で、それまでの間は通った人の靴跡だけが残り続けるという。

SNSでは「順番通り消えたい町」として話題化
- 「消えたくて朝4時に並ぶ小学生がいる」
- 「“横断歩道に選ばれる感覚”がわかる町」
- 「町内のすべての時計が7:11に固まってた」
- 「何かが消えてるのに、町は前より穏やかになった」
編集部コメント
記録には残らない、記憶だけが残る。
この町の真実は、誰かが欠けるたびに静かに完成していく。
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